前倒しで行こうよ

アクセスカウンタ

zoom RSS フロントブレーキ不具合の原因は、他の所にあった。

<<   作成日時 : 2016/06/10 22:40   >>

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 66 / トラックバック 0 / コメント 0

ま、表題の通りなんですが。




前回、フロントブレーキに起こっている不具合について書きました。


おさらいしますと …


※ ブレーキペダルを踏み込むと、奥のほうでグッグッグググ … と引っ掛かりがある。

※ その時には、キャリパーからギギギギギ … と軋み音が出ている。


で、その原因は多分フロントキャリパーのピストンの引っ掛かりである。
従って、キャリパーをオーバーホールする必要があるのではないか。


と結論付けました。







で、オーバーホールした結果 …


ピストンの引っ掛かりが起こっていたのは間違いでは無かったのですが … 原因はピストンやシールの劣化ではありませんでした。

なのでオーバーホールについて書くのは無意味っちゃぁ無意味なんですが … オーバーホールをやった事で真の原因が分かったわけだし、一応ササッと書いておきますね。


(ブレーキ系を弄ると手が凄まじく汚れますので、殆ど写真は無いです)




まず、表の固定スプリング付きプレートを外し。



画像



ブレーキホースを外してキャリパーを外します。
(ブレーキホースをロッキングプライヤで挟んで、フルードの漏れを止めています)



画像



外したキャリパー。 まだパッドが付いたままです。



画像



さて、この写真に、不具合の真の原因が写っています。 わかるでしょうか。


もちろん、この写真を撮った時点では私もまったく意に介してはいませんでした。
今、この記事に貼る画像を見繕っている時に、「写っとるやん」 と思ったくらいですから。





とにかく、この時はそれに気付かないまま、OHを進めたのです。



パッドを外し、ダストブーツを外し、



画像



エアを送り込んでピストンを抜きます。 エアを使う場合、ピストン飛び出し注意です。




シリンダー内も、



画像



ピストンも、



画像



綺麗なもんです。


シールにも劣化が見られなかったので、「何でこんな綺麗な状態なのに、あんな引っ掛かりが起きていたんだろう」 という疑問が湧き起こりつつも …



シリンダー内を洗浄してシールを替え、丹念に洗浄したピストンを押し込み、



画像



新しいダストブーツを装着します。



画像



このダストブーツ装着には、かなり苦労させられました。
多分専用の治具が必要のはずです。 私はハブリングを利用して外周を押さえ、何とか叩き込みましたけど。




あと画像はありませんが、キャリパーからガイドブッシュを引っこ抜き、新しいのを押し込みます。 簡単です。


そして再びパッドをキャリパーに組み付け、キャリパーをナックルに組み付ける。 スライドピンも新品に。 (グリスは塗ってません)

ちなみにこのスライドピン、元々付いてたヤツはカット面がいびつなんで 「他キャリパー用の流用加工品ではないか」 と疑っていましたが … 新品もカット面は斜めだったりしていびつでした … まるで素人がサンダーで切り落としたみたいに。




そしてブレーキホースを繋ぎ、エア抜きをし、



画像



意気揚々と強くブレーキを踏んでみる。




「ギギギギギ…」




ファーッック!!!!!




直っとらんやんけぇ!!




しかしこの時点で、原因はほぼ分かりました。
組み直している時にあった違和感。 見て見ぬふりして組み上げてたところがあった。





再び、この画像。



画像



上側 … ピストン側のパッドが、斜めになっているのが分かるででしょうか。 左が下がった状態に。


これ、見えないけど左側だけパッドがピストンから離れているんですよ。 浮いてるんです。
手で軽く押したらひっ付くんですけどね、手を離すとまた離れるんです。 それを、「そんなもんか」 と黙認してそのまま組んだ。




なぜそんなふうに、パッドがピストンから浮いちゃうかというと …



原因はこれね。 パッド裏の板バネ。



画像



ちなみに上のは、正しい板バネの図。



この板バネの左右 (と奥) の外側の山の部分が …



画像



このピストン内側の溝の部分に入り、パッドが固定されるようになってるわけですよ。



で、これが問題の … 浮き上がってるパッドの、板バネの状態。



画像



左が浮いてるの分かります?

※ これはすでに左右のバネが効かないように端を挟んで潰した後なので、上の正しいバネと開きが違います。
仮にあなたのパッドが同じ原因で浮いていたとしたら、これと同じように左右を潰すと解消されますが … 奥側は潰しちゃダメです。
奥側のバネは、パッドを内周側に押し付ける重要な役割を果たしていますので。




この浮きのせいで固定位置がズレてしまい、パッドがピストンから浮き上がるんですよ。

もちろんそんなに強くない板バネですから、ペダルを踏んでピストンがせり出してくれば … ディスクローターとピストンに挟まれて、パッドは簡単にピストンにひっ付きます。
だから、ブレーキング時にパッドの片側だけ強くディスクに押し付けられたりする事は無いんだけど。




そう。 問題は、ブレーキを掛けていない時。

ブレーキは、ペダルを踏んでいなくてもパッドとディスクの間で多少の引き摺りは発生していますが … こうやって浮き上がっていると、浮いている方がより強くディスクに当たりっぱなしになり、引き摺られるわけです。
だから、パッドの片側がジワジワと … 反対側より多く削られていく。

そして … 上の画像では何故か分かりにくいですが … パッドの左右で厚みがかなり違ってるんです。
すなわち、パッドが斜めに削れてしまってるってこと。 そりゃそうなっちゃいますよね。



こうなると当然、ブレーキを深く (強く) 踏めば踏むほど、ピストンを斜めにしようとする反力が働く。
そしてしまいにゃ、ピストンが斜めになり過ぎて ギギギギギ … と。 引っ掛かりが発生してしまうわけです。


また、フローティングキャリパーですから、キャリパー本体も若干首を振ります。
で、この状態でブレーキを踏むとキャリパー自体もパッドの斜め減りの影響で若干傾いてしまうわけですよ。

だから、向かい側のパッドも片減りしていきます。 事実、ピストン側ほどでは無いにせよ、斜めに減っているんです。





この問題を解消する為には、すべてのパッドを厚みが均一になるように削るしか無いわけです。

で、手持ちの粗いサンドペーパーで削ったりしてたんですが … それ以外に工具も無く、そんな手作業ではちょっとやそっとで均一になるわけも無く … もう面倒なんで、パッドを新調しました。
(片減りが一番酷いパッドだけある程度削り揃えたら異音は収まったのですが、納得がいかなかったので)



DIXCEL のMタイプ。 センサーも同梱されているんですね。 なので交換しました



画像



今まで装着していた Studie の SR2 (これも製造は DIXCEL) とどう違うか。 まだ当たりが付いていませんので、後日。





さて、いつからこうなっていたのでしょうか。


私は、このブレーキ一式を移植してから一回もバラしてはいません。 したがって、この F10 に取り付けた当初から浮いていたものと思われます。 そして何万キロもかけて … 特にスリットローターに替えてより加速しながら、片減りしてきたのでしょう。

ただし、このパッドが新品時からスプリングが浮いてたかどうかは分かりません。 中古ですから。
多分、新品時は浮いてなかったと思いますよ。 何処でかは分かりませんが、バラしたり付けたりの間に曲がったんじゃないかな。






そう言えば、これを書いていて思い出しました。


半年ほど前から、ブレーキホースをステンメッシュに替えようかな、と検討していたんですよ。
しばらくグダグダ考えていたんですが … あんまりメリット無さそうだ、て結論をちょっと前に出して、やめたんですけど。


なぜそうしようかと思ったかというと、初期のタッチが悪かったから。
もうちょっと、タイヤのグリップ内で積極的に荷重移動出来るように、踏み始めでドカンと効いて欲しい、と。

同時に、「移植した当初はもっとフィールが良かった気がするんだが …」 とも思っていました。



そう、こんな状態じゃ、そりゃフィールも初期制動も悪いはずですよ。
最初にパッドの片側が押し付けられ、その後ピストンは斜めに押し返され、キャリパー全体もナナメになってたわけですから。


ピストンが引っ掛かかるまで気付かなかっただけで、かなり前からフィールは悪化していたはずです。
だから、移植した当初は思いもしなかったステンメッシュホースへの交換なんか検討したんだな、と。



もちろん、今はガシッとしたフィールに戻ってますよ。 SR2よりMタイプのほうが少しマイルドな気がしますけど。









気持玉ついでに押して頂けると
 にほんブログ村 車ブログ BMW(車)へ
(゚∀゚)/ モチベーションアッー!

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ
気持玉数 : 66
なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた 驚いた 驚いた 驚いた 驚いた 驚いた 驚いた 驚いた 驚いた
面白い 面白い 面白い 面白い 面白い 面白い
ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス
ガッツ(がんばれ!) ガッツ(がんばれ!) ガッツ(がんばれ!)
かわいい かわいい かわいい
フロントブレーキ不具合の原因は、他の所にあった。 前倒しで行こうよ/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる